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パブロ・アンドゥハルがツアー復帰後初勝利 リオオープン(2018年2月20日の結果)

 

ブラジルで行われているリオオープンの結果

 

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ここで注目したい試合は5つ。

1つ目は第6シードのシュワルツマン対ルードの試合。結果はルードの棄権負けとなっている。ルードは現在19歳の若手で昨年の同大会で大ブレイクし、躍進が期待されていた。結果的にTOP100の壁はできなかったが…(キャリアハイは19/06/2017の108位)。昨年の同大会ではSF(セミファイナル・準決勝)まで進んでおり今回の結果を受けてルードは180ポイント失効することになる。現在120位のルードだが、ここから最高でも184位まで落ちることが決定している。

 

2つ目は第7シードのクエバス対モンテイロの試合。h2hではクエバスの3連勝とクエバス優勢かと思っていたが、地元のモンテイロが第1セットを取り、第2セットタイブレークでマッチポイントも握る。しかしそこからクエバスがミニブレイクバック。第2セットをものにする。第1第2セットで出し切ってしまったのかモンテイロはブレークをするもブレークポイントセーブ0/3でクエバスが逆転勝ち。試合時間は2時間40分超えの熱戦となった。

 

3つ目はPR(プロテクトランキング)で出場しているアンドゥハル対メルツァーの試合。アンドゥハルは2015年にキャリアハイ32位を記録しているが怪我のため一時的にツアーを離れていた。そのため現在のランキングは1821位。ここまでツアーレベルではPune、Quitoと2連敗、全豪オープンでも予選1回戦負けでポイントは1ポイントしか所持していなかった。この1回戦の勝利により45ポイントを獲得。32歳でのツアー復帰を応援したい。

 

 

4つ目はキッカー対キトの王ことブルゴスの試合である。ドミニカ共和国のブルゴスはエクアドルのキト(Quito)で行われている大会Quitoで2015年から2017年まで3連覇を成し遂げた37歳のテニスプレイヤーである。ツアー初優勝が34歳と遅咲きの選手であったが、2018年今年のキトオープンで2回戦敗退(相手はメルツァー)。230ポイントを失いTOP100から陥落してしまう(86→139位)。ツアーレベルでの大きな失効は同大会の55ポイントと全仏オープンの45ポイントだけだが、今回初戦負けという結果を受けて146位より下までランキングを落とすことが決定している。この順位ではツアーへのダイレクトインが難しくなり、チャレンジャーを主戦場にする必要がある。母国ドミニカの大会まではプレーを続けてくれると思うが年齢が年齢なだけにモチベーションが維持できず引退とならないことを切に願うのみである。

 

5つ目はモンフィス対セバリョスの試合である。モンフィスは言わずもがなフランス四銃士の1人でバネを活かしたダイナミックなプレーをすることが特徴に挙げられる。第1セットはモンフィスがブレークポイントを一度も握られず取るが、第2セットはセバリョスにあっさりとられてしまう。モンフィスは先週のBuenos Airesでも決勝まで進んでおり、先々週のQuitoにも出場していることから勤続疲労があるのだろう。またモンフィスは暑さに弱いことも知られており(今年の全豪オープンジョコビッチ戦でもふらふらだった)、南米の暑さに苦しんでいるかもしれない。ファイナルセットも先にセバリョスがブレイクしゲームカウント3-5とセバリョスがリードする。しかしモンフィスは3つのマッチポイントを防ぎ逆にブレークバックに成功。ゲームカウントをタイに戻し、さらにもう一つブレークを奪って7-5で逆転勝利に成功する。

モンフィスの次の対戦相手は第1シードのチリッチ。h2hではモンフィスが2勝しているが果たしてどうなるか。

 

明日も見逃せない試合が続く。

 

21/02/2018